日本の大学には、社会に意味のあるイノベーションの種になるような技術が、たくさんあります。
しかしその種は、きちんとした水路を流れて肥料の多い畑に着地しなければ、芽を出しません。
そして、芽が出ても、それが市場に受け入れられる花を咲かせるには、
大学も企業もさまざまな障害を乗り越えなければなりません。
本社団法人(イノベーションハブ)は、大学から企業へ技術の種が届くための「水路の確保」、
企業に届いた後のさまざまな市場開花への「障害の除去」、
この二つのプロセスがスムースになるよう、関係者の間の「関係づくり」に貢献したいと思います。
とくに、「関係づくりの核」つまり「ハブ」となりたいと思います。
水路の確保、障害の除去、といっても完全にはできないでしょう。われわれが出来ることにも、限りがあるでしょう。
しかし、日本の豊かな未来のために、みなさんとご協力して、そんなイノベーションハブを作りましょう。
理事長 伊丹 敬之